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    Economy of coexistance 

    もう2008年の金融危機からすでに1年以上たってしまいましたね。この経済の破綻というか、金融経済の混乱はなにも偶然起きたものではないと皆さん認識していると思います。自分で書籍を買って目を通すようになったのが、大学入ってから(2007年)なのですが、この一大事は相当のものなので、新聞や雑誌、広告などにも関連した書き込みがあって、読書を進める上ではとても良いトピックになりました。つまり言ってしまえば読書歴はまだ3年弱なのですが、その中でもこのトピックに関してはこれは行動してみたいと思わせてくれたのがこの本でした。簡単に説明してしまえば、グルーバリゼーションやインターネットへの疑いを持つことと、新自由主義の否定。この極端に自由主義を求めた政策は「食」を奪う日本の自給率の低下、「職」・「住」を奪う雇用削減・ワーキングプアを促すことになりました。そこで、市民が強い結束で連帯できる「地域」の経済に希望を見出しています。その地域経済の試みの紹介が面白く、全く考えもつきませんでした。その例の1つはその地域独自の通貨を流通させるというものです。独自の通貨を持つということは日本(円)の複雑な貿易事情のくびきから抜け出られるということになります。そうすることでアメリカやIMF・WTO・アジアなどの低価格商品からの圧力から逃れられる。そうして金融経済からの乖離し、地域で食やエネルギーの自給自足、顔の見える物の売り買いをし、地域の活性化を図るものです。独自通貨にも一捻りされていて、この通貨を貯蓄すればするほど通貨の価値が下がるようになっています。例えば、1月ごとに価値が1%下がる。こうすれば、みな貯蓄をせずにお金を使うので、貨幣(経済)循環が活発になります。要するにヨーロッパを先駆けとするフリーコミューン(独立した地域)を興そうということです。面白いことに、北欧の地方自治体の形態でもあります。そう、現在私が住むフィンランドでも。こうした考えが地域から発信されることもまたすごいことだと思います。地域の潜在能力を経済力の視点からしか見ることができない人には絶対に思いつきません。また、ここからは私の意見ですが、日本の各地域・県の人口はヨーロッパの小国とはあまり変わらないので、地域から北欧型福祉国家寄りの経済政策や原子力発電に頼らないエネルギー発電による自給自足、なによりもそれらを取り入れることで活気のある町を取り戻していけるのではないでしょうか。このことからも北欧諸国を敬遠する経済学者(大抵人口の問題にしています)に考えを聞き入れてもらえる余地ができるかもしれません。そしてその北欧諸国の文化・福祉制度を勉強しているこの機会を大事にして、このような活動の手伝いなり、自分の今後に役立てていきたいと思いました。


    共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道
    (2009/03/19)
    内橋 克人

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    今の経済のニュースはどうも身近に感じない、宙に浮いたような話ばかりですね。そのような実態をわかりやすくまとめているものだと思います。途中から同じ内容が違った言葉で繰り返されるので印象にも残りやすいです。速読したい方には特にお薦めです。

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