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    ユーロランドの理念と関心事 

     世の中の経済は暗いですが、ヘルシンキの天気もいつも暗いです。しかし、先日は太陽が出て、快晴になりました。路上のアコーディオンの音色がいつもより透き通って聞こえ、寒いのですがとても気分が良く、このままいつまでも晴れてゆきそうな天気にすがりたいと思うのでした(こんな気分)。そのような明るいニュースを心待ちにする毎日なのですが。
     ギリシアの財政赤字の問題はユーロ通貨の将来に期待を寄せる私としては大きな関心です。ニュースではデフォルト(債務不履行による破綻)かという言葉まで飛び交っています。日本も他の国のことを心配できる立場にはいないのですが。去年のギリシアの財政赤字はGDP比で12%強。(ユーロ通貨に加盟することの条件は財政赤字がGDP比で3%以下であることが必須。現在5カ国がこの基準を満たしていない。)この時点でギリシア政府の信頼はガタ落ちなのですが、それでギリシア国債の格付けが(格付け会社によって)下げられてしまえば、その影響は世界でこの国の国債を保有する銀行などの格下げにもつながりかねません。まして、欧州の問題児のスペインやポルトガル、アイルランドなども格下げは逃れられないのではないでしょうか。それではユーロ通貨に対するダメージが相当大きいものになってしまいます。すでに現時点では1€=¥124(2月20日。レートはこちら)で2・3年前のレートに比べるとかなりの下落傾向にあると思われます。これはユーロの牽引役(ユーロの信用は最重要)のドイツにはとても悩ましい事実です。現在独仏を始めユーロ各国は、ギリシア支援はしない方向性を主張しています。ギリシア政府も強気の姿勢で、独力で解決するとのことですが、公務員の給与引き下げ、税務労働者収入の25%減も検討とのこと。当然各都市でストライキが起きるのでしょう。結局はユーロ各国などからの手助けを必要とせざるおえなくなるのでしょうが、今回の一連の流れで驚いたことはユーロ圏という超国家共同体理念を構成したものの、その綻び、つまりは国民国家への回帰の危険性を垣間見てしまった気がします。

    JB Press:ギリシャ財政赤字問題は2月がヤマ場に

    ユーロランドの経済学―政治の思惑・通貨の力学 (PHP新書 (139))ユーロランドの経済学―政治の思惑・通貨の力学 (PHP新書 (139))
    (2001/01)
    浜 矩子

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    統一通貨ユーロの誕生までの分析を行っています。

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